支援の結果
■販売、顧客、会計、資金といった基礎的経営管理体制を構築
■経営計画、資金計画導入により適切な時期に資金調達に成功し成長期に移行
ご支援の経緯
創設から数年が経過。個人創業から法人設立後も役員やスタッフの入れ替わりが多く、経営管理技能や財務諸表を把握できる経営人材が手薄な中で事業拡大が進む一方で現場の業務の煩雑さが以前にも増して悪化しているようでした。
経理、会計ノウハウも皆無に等しく財務管理にも課題が多い。
財務諸表に基づいた意思決定プロセスが未確立であること、そうしたリスクさえ気づいていない経営体制であったことです。
支援内容
事務部門の業務工程改善、経営マネジメント体制構築
①会計業務改善
口座管理、入出金、支払、請求、売掛金、在庫、資金繰、損益計画、部門別損益
②資金調達
資金調達支援、銀行折衝
③事務業務工程改善
売上、仕入業務フロー図作成、詳細事務フロー改善、販売管理システム、マスター改善
社内の変化
多くの中小企業で課題となっている株主、経営陣、現場のレポートラインの不備、とくに現場で起こっている業務上重要な事項が共有しづらい環境では、日常の改善的な業務が疎かになり、新事業、新商品といった開拓、開発型の業務が優先されることが多く、結果として現場がそれらをこなすことが出来ず十分な結果を得られないことがあります。
また、そうした非効率な成長戦略が、少額資本で運営している組織の場合は赤字として累積するだけでなく運転資金にも支障をきたし、いつの間にか資金繰りが苦しくなるケースがあります。
女性事務スタッフの職務環境も鑑み、現場業務の実態に即した、小さく、すぐ出来る改善策を小刻みに展開しながら徐々に現場の業務負担を軽減し、業務品質を安定させることを重視しつつ、少額資本で成長戦略を描く経営陣に対して経営実態を分かりやすく情報提供することを優先しました。
そのための会計システムの運用改善、とりわけ現金、売掛、在庫管理の基本が当たり前にできる状態を作る事が出来たのが収穫です。
