4月は二つのセミナーでお話させていただきました。

一つは大学生向けに中小企業、小規模事業者の実態やデータ活用状況などについて

政府刊行物で示されている統計データの読み方、実態について解説を行いました。

もう一つは、ビジネスパーソン、主婦を対象に創業を目指す方々に対して

決算書の読み方、事業計画の作り方を中心に解説と、実際に事業計画を作るワークを行いました。

何故(WHY)が大切

いずれにセミナーにおいても、HOWTOより、何故データの活用が必要なのか?なぜ決算書を読める必要があるのか?

といった基本的な内容が中心となりましたが、これから様々な選択肢の中でご自身の将来を構想し、決断する訳ですから

答えはご自身がお決めになる訳で、最近はAIの進化もあり、自分が求める答えを簡単に導き出せる時代かと思います。

そうした導き出された答えも選択肢の一つ、アイデア、要素の一つとして、最後は自分でお決めになれる時代です。

問いを立てる事、何故その道に進むのか?自問自答し、進みながら振り返り、また目標を定め、一歩ずつオリジナルな道を

進んでいくことが大切なのではないかと考え、お話しした次第ですが、思いのほか有難いコメントをいただく事が出来ました。

データは言語

私の仕事は、難しい関数を使ったり、AIに大量のデータを読み込ませて作成するデータ分析の世界とは違い

小さな会社の現場で、データの無いところから、データを拾いだし、現場の動きや実態を見える化し、

現場で働く従業員さん、ご経営者にそれをお伝えし、現場で起こっていることと、データで示すことの因果関係に

気づいていただく事です。

さらに、その先にあるのは共通言語としてデータが活用され、データを見ればお互いの様子を理解し合える関係性、社内環境を

構築することなので、高尚なことは分かりませんが、この仕事を通じて感じる事は、データは言語だということ、うまくつないで

対話をすれば、必ず分かり合えるということです。具体的にどんなデータをどのように活用するのか、といった点については

改めてご紹介するとして、データを活用する意味や、決算書を読む必要性について理解を深めていただけたなら幸いです。