
事業承継や経営改善のご相談では、
「何が問題か分からない」
「後継者に何を共有すればいいか分からない」
「任せたいが、任せられない」
というお話をよく伺います。こうした状況では、個別の問題を探す前に、会社の流れを整理することが重要になることがあります。
目次
「何が問題か分からない」が起きる理由
小さな会社では、多くの情報が社長に集中しています。
例えば、
- 売上や利益
- 資金繰り
- 在庫状況
- 銀行とのやり取り
- 取引先情報
- 社内判断
社長自身は把握していても、頭の中に留まっていることがあります。
すると、
- 後継者が判断できない
- 社員が動けない
- 社長が抱え込む
という状況が起きやすくなります。
平岡商店が最初に確認する3つの流れ
平岡商店では、最初に次の3つを整理します。
① お金の流れ
確認例
- 日繰り
- 入金予定
- 支払予定
- 資金繰り状況
② モノの流れ
確認例
- 在庫状況
- 発注状況
- 滞留在庫
- 販売データ
③ 仕事の流れ
確認例
- 誰が判断しているか
- 属人化している業務
- 後継者への共有状況
実際に整理する内容
会社によって異なりますが、例えば次のようなものを整備します。
- 日繰り表
- 在庫一覧
- 販売管理データ
- 月次試算表
- 銀行説明資料
- 会議資料
目的は資料を増やすことではありません。社長しか知らない状態を減らすことです。
見える化の目的は「分かる化」
見える化という言葉はよく使われます。しかし、数字や資料を増やすことが目的ではありません。
目的は、
- 後継者が理解できる
- 社員が判断できる
- 社長が抱え込まない
状態を作ることです。会社の流れが整理されると、会話、判断、任せ方も変わっていきます。
関連動画
「後継者が育たない会社」の特徴
カンタン経営診断
「何から整理すればよいか分からない」
「後継者や社員と何を共有すればよいか迷っている」
そんな時は、一緒に会社の流れを整理するところから始めてみませんか。
継ぐ人・継がせたい人へ。事業承継を考えるときに読んでおきたいお薦めコラム
中小企業庁 PMIハンドブック
2025年12月に中小企業庁から公開された「中小企業のPMIハンドブック」のについてご紹介しています。中小企業におけるM&A後の統合作業(PMI:Post Merger Integration)の重要性を明確に示す公式資料であり、事業承継を含む中小M&Aの成功率向上を目的として作成されたものです。詳細、ダウンロード以下のリンクで


