
「日繰り表を始めたけれど、どうも続かない」
そんな声を家族経営の現場でよく耳にします。原因は、フォーマットが合っていないこと。つまり、使いづらい“型”に無理して合わせている状態です。
目次
続けるためには「自分仕様」が不可欠
資金繰り表(日繰り表)を習慣化するには、まず「自分に合ったかたち」で使うことが大前提です。
手書きが得意な方には、紙とペンが最も効果的。書くことで頭が整理され、記憶にも残りやすくなります。
一方、スマホやPCに慣れている方には、Googleスプレッドシートや会計freeeのカスタムレポートなどが便利です。自動計算やグラフ表示など、視覚的な補助が得られ、資金の流れを直感的に把握できます。
色で「動き」を捉える──数字が苦手でも安心
平岡商店では「お金に色をつける」方法を推奨しています。
たとえば、入金は青、出金は赤、残高は緑。色分けすることで、数字が“動き”として見えてきます。これは、経理未経験者や数字に苦手意識のある方にも非常に効果的です。
記入項目も「自分の言葉」で置き換える
「売上」「仕入」「生活費」「税金」などの項目も、自分の業務スタイルに合わせて並び順や表現を調整することで、記入のストレスが減ります。
たとえば「仕入」ではなく「酒蔵からの入荷」など、自分の言葉で置き換えるだけでも親しみやすさが大きく変わります。
習慣化の鍵は「やらなきゃ」から「やっておこう」へ
日繰り表は、経理の見える化だけでなく、気持ちの整理にもつながります。自分仕様にカスタマイズすることで、義務感ではなく前向きな行動に変わり、自然と手が動くようになります。
無料テンプレートと伴走支援のご案内
「毎月赤字だから意味がない」「経理は未経験で何から始めればいいかわからない」──そんな方こそ、まずは“あなた仕様”のフォーマットから始めてみませんか?
平岡商店では、家族経営に特化した日繰り表テンプレートの無料提供と、資金繰り改善の伴走支援を行っています。

