
「説明できない不安」が信頼の壁になる
銀行との面談で資金繰りをうまく説明できなかった。
取引先に支払い計画を伝えるのが不安だった。
──そんな経験、家族経営や個人事業主の方なら一度はあるのではないでしょうか。
資金繰りの“見える化”は、経営の信頼を築く第一歩です。
そしてその信頼は、日々の積み重ね──つまり「続けること」から生まれます。
続けることで「見通し力」が伝わる
日繰り表を毎日つけていれば、資金の流れが明確になります。
さらに、予測→実行→振り返りのサイクルが回っていれば、経営者としての“見通し力”も伝わります。
銀行は、過去の実績だけでなく、未来の見通しを見ています。
たとえば、「この人は資金の流れを把握しているか」「計画と実行の差を振り返っているか」といった視点で、融資の判断がなされることもあります。
取引先との関係も「伝える力」で変わる
取引先との関係でも同様です。
「いつ支払えるか」「どのタイミングで入金があるか」──それを明確に伝えられるだけで、安心感が生まれます。
日繰り表は、単なる記録ではなく、“伝える力”を育てるツールです。
そして、その力は「続けること」でしか得られません。
続けることで、数字が「自分の言葉」になる
- 続けることで、数字が自分の言葉になっていく
- 続けることで、経営のリズムが整っていく
- 続けることで、信頼が積み重なっていく
経理未経験者でも、続けることで確かな土台が築かれます。
会計freeeなどのクラウド会計ソフトを併用すれば、記入の手間も減り、資金繰りの見える化がよりスムーズになります。
家族経営の経理、財務、経営管理をサポートします
この連載では、日繰り表を「続ける」ための仕組みと感覚のバランスについてお伝えしてきました。
もし「自分に合ったかたちで続けたい」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
平岡商店では、あなたの経営スタイルに合わせた経理、財務、経営管理の方法や日繰り表の活用方法をご提案しています。

