家族経営の建て直し事例/食品製造業/在庫管理/利益を生み出す要
家族経営のための伴走型支援コーチング
平岡商店のビジネスストレングスコーチングが他の経営支援と異なる点は、中小企業、小規模事業者の経営管理体制の構築に向けての伴走型支援コーチングだという点です。また、会議室や事務所での口頭ベースのコーチングではなく、実際に企業の倉庫、工場といった現場で、社員、パート、アルバイトさんなどの現場スタッフさんに対してのコーチングが出来る点です。普段は現場に入らない経営者、後継者、経営幹部、中間管理職さんにとっては、手足の代わりとなって現場の業務監査が出来る点が特徴でもあります。
中小企業支援施策がよりきめ細かく、中長期的視点での支援を求めていることは言うまでもありません。そうした中小企業、小規模事業者に求められる支援者の在り方について、自らの事業承継や事業再生の実践現場での経験、社会人大学院大学での研究や理論構築を通じて地域社会の持続的発展に貢献したいと取り組んでいるのがビジネスストレングスコーチング(経理人材、経営人材育成のためのコーチング)です。今回は食品製造業に対する伴走型支援コーチングの中で、在庫管理手法についての支援実績をご紹介します。
ご支援内容
①在庫管理体制、経営管理体制の構築に向けての課題抽出と改善策、解決策
②優先順位の付け方と進捗管理方法
③改善策、解決策実施のための社内課題の特定と対応策
④日次、月次の在庫照合方法、突合、修正技法
豪雨災害からの復興、復活をかけて
水害の被害を受けたことをきっかけに原価改善や在庫管理体制の改革を進めたいという中小企業(年商規模10億円以下、従業員数30名以下)さんからのご依頼でお伺いしました。「利は元に在り」と言われるように正確な原価管理が業績向上のカギを握る事は多くの経営者、管理者はご存知かと思いますが、大切なことは原価は下げるためだけにあるのではない、という事です。
在庫はヒトの身体で言うと〇〇に当たります
在庫は正しく会社の身体を把握するための要です、言い換えると在庫はヒトの身体で言うと腰に当たります。うちは仕入が少ないから、うちは在庫はきちんとやっているから、と安心している企業さんが多いのですが、実は在庫を正しく管理することが強い会社を作る最善策なのです。ですから、正しいかどうかによって目を離すのではなくて、在庫を常に正しく把握することによって、会社の内部環境、外部環境の変化を素早く的確に把握する指標(KPI)なのです。
札幌のガス爆発事故から考えなければならない事
札幌のガス爆発事故でその取扱いに注目が集まる在庫管理についても同様です。在庫とは単に数量を数えて、数量を合わせておけば良いというものではありません。日ごとの在庫数量の差額には、様々なドラマが潜んでおり、その中で異常を発見するために、毎日そうしたドラマ(受け払い)を踏まえて在庫管理をしなければならないのです。今回の事故の原因が在庫管理の在り方にあるとは断言できませんが、在庫は罪庫といわれることもあるように、様々な誤謬や不正が発生する要でもあるのが在庫なのです。
「建て直したい」という熱い思いが伝わってきた
ご支援に対する効果として、今回は支援機関からのフィードバックの一部をご紹介します
:同社の在庫管理に重点を置いた支援内容だった
:商品・製品在庫について現体制の具体的な改善事項の抽出をしていた
:今後の対応についての指導
:銀行へ業績説明する際に押さえるべきポイントや重点事項も助言
:先方も納得されている様子だった
:「支援先の体制を立て直したい」という専門家の熱い思いが伝わってきた
:専門家派遣が継続されることで、今後も良質な支援が見込める
などなど、
ご相談者だけではなく同席された支援機関からのフィードバックを頂けたことは何よりの励みになります。