古民家での生業を考えるワークショップ/事業構想ワークショップのファシリテーション

支援内容:ワークショップファシリテーション

2018年10月10日東京交通会館でふるさと回帰支援センターイベントスペースで開催されたHIROBIROひろしま IN トーキョー 古民家レストラン編第二部にて、広島県産業振興機構の創業サポーターとしてファリシテーターを務めさせていただきました。テーマは「古民家での生業を考えてみよう 創業サポーターと一緒に♪」

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NPO法人ふるさと回帰センターとは(設立趣意より)

地方暮らしやIJUターン、地域との交流を深めたいみなさんをサポートするために、東京・大阪を除く45道府県の自治体と連携して地域の情報を提供し、都市と農村の橋渡しによって地方の再生、地域活性化を目指しています。

100万人のふるさと回帰・循環運動は、Iターン・Jターン・Uターンなど、地方で暮らし生活することを希望する都市生活者や定年退職者などの人 々のために、受け入れ体制や技術指導などの基盤を整備し、地域活性化と新たな価値観を創造するための社会運動として「自然豊かな地方で暮らそう『100万 人のふるさと回帰・循環運動』」として取り組むものです。

 この運動は、我が国の国土の発展に不均衡が生じ、地域 によっては過疎化・高齢化が急速に進み、農山漁村の荒廃も進み、今後その傾向はさらに加速されることが懸念される一方で、近年、都市生活者のなかに、地方 で暮らしたいと希望する人々が数多く存在することから、提起したものです。基本的には、就農・就労など地方で働きたい人だけでなく、定年後に地方で暮らしたい人や一時的に滞在する人も対象とします。そして、最終的には地方生活者の都市での一時滞在なども行なおうと思います。

 この運動は、「食料・農林漁業・環境フォーラム」(代表木村尚三郎 事務局東京都千代田区大手町1-8-3 JAビル4F)で、2000年3月「100万人の故郷回帰・循環運動構想」として提起されたものです。この運動は、国民一人ひとりが、多様で新たな価値観のもとに従来の働き方や生き方を見直し、地方で働き生活することで豊かさを実感するとともに、農林漁業 など第一次産業と働く人々の労働が再評価されること、さらに故郷(出身地にこだわらず)への回帰・往還運動として、自然豊かな地方で暮らしたい人がそこで 暮らすことのできるネットワークの構築をめざします。

 こうした都市生活者の回帰・循環が、高齢化・過疎化が進む中山間地を初めとした地域の活性化、国土の均衡ある発展、景観や環境の保全、農山漁村の活性化などにつながることになると考えます。この運動を継続するために、運動の推進・支援センターを設けようと思いますが、前記の趣旨から「特定非営利活動促進法」にもとづく法人格を持つことが妥当と考えます。

世羅町にある古民家でレストランを開業

広島県の中心部、駅伝やフルーツが有名な世羅町にある古民家を活用して移住創業のイメージを掴んでいただくために今回初めての取り組みとしてキャリア教育などで活用が進む事業構想用のキャンパスを使って夢を描く企画です。移住創業した日をイメージして自由に自分のライフスタイルを描くことを目的とし、個人ワークとグループワークを交えて進行させていただきました。

古民家(コミンカ)の意味・解説

古民家とは、日本の住居のうち、建築年数がかなり経過した民家のこと。

ただし、具体的かつ明確な定義は存在しない。国が制定する文化財登録制度においては、「50年以上」というのが対象条件になっている。一般的には、

・伝統的な建築工法である木造軸組工法で建てられている

・茅葺屋根、草葺き屋根、日本瓦葺き屋根、土間、太い柱と梁を持つ

・築年数が50年以上経っている。おおむね、これらにあてはまるものを古民家という。

また、古民家には、農村民家・町民民家・武家民家・庄屋屋敷などさまざまなタイプがあり、味わい深い趣をもつ。このように独特で、文化財としても価値のある古民家は、近年リノベーションによって再利用されるケースも増えてきた。

SUUMO(スーモ)住宅用語大辞典より

アイデアの力で想いを見える化する

普段は夢や理想といったテーマに触れる機会の少ない方のためにアイデア発想ワークを取り入れて、ほぐしを入れながら、事業構想キャンパスのフレームワークにそれぞれの想いを表現していきます。参加者は移住や創業を計画、構想中の方、飲食業に関心がある方が中心であることもあり、なかなかの力作が出そろいました。時間的制約が多かったのですが個人編、チーム編と分けての夢を描く時間は刺激的だったようで、懇親会で行ったチーム発表では、各チームの想いのこもったキャッチフレーズや目標売上など本格的な事業計画とそん色ない充実した内容でした。

地域への想い

中でも感銘を受けたのは、移住創業することを通じて自分の希望や夢を叶えることだけでなく、地域社会とのかかわりや地方が抱える課題解決の側面もしっかりと踏まえて夢を描いておられた事です。起業・創業はたしかに自分の生きたい道やライフスタイルを実現させたい事が目的であることに間違いはありませんが、そうした自分の夢が他者や地域社会への貢献につながる視点をしっかりととらえて頂けたことは事業構想キャンパスのフレームワークを使った効果だと思います。

広島県世羅町(交流定住ポータルサイト「広島l暮らし」)

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